ブリオリウスの妄想

いつもご訪問いただき感謝します。漫画、ゲーム、アニメ,とかに関する雑多な話題 うろ覚えで間違えることもあるので、常に修正しています。更新頻度は低いですがよろしくお願いします。妄想なのであまり気にしないでくださいね

「ドラゴンクエスト ユアストーリー」に大感動!解説、小ネタと考察【超ネタバレ】

諸事情によりこれまで見る機会がなかったドラゴンクエストユアストーリーですが、海外Netflixで視聴可能となり、ついに鑑賞することができました。

作品の解説と考察、あと個人的に気になった部分等を紹介したいと思います。

結論から言うと私のような旧時代の老害ドラクエファンの目から見ると懐かしさに溢れた面白い作品で、大変感動いたしました。ですがテーマが懐古層向きなので、懐古層以外のファンやにわかファンには今ひとつピンと来ない部分がありそうです。あとストーリーの改変も激しいので、懐古層でも受け付けられない人はいるかも知れません。

概ね当時SFCのドラクエ5をタイムリー遊んだ方とピュアなハートの持ち主には特に刺さる内容だと思います。

*以下の作品のネタバレを含みます

ゲーム:DQ5

映画:ドラクエユアストーリー

はじめに

ネットの評判は鵜呑みにしてはいけない

ツイッターなどでこの映画の辛辣な悪評コメントがたくさん流れて来ていたので、やや身構えての初鑑賞でしたが、なんて事はない、ちゃんとドラクエに対する愛情も随所に見られ、安心して素直に感動できる作品でした。作品に対する人の感想などは人それぞれで、ツイッター等ネットの悪評というのはあまり一方的に参考にしてはならないということがよく分かる一例です。これではにわかファンほどネットの悪評に同調してしまうのではないでしょうか?

私はこの作品の随所で泣くほど感動出来ましたが、確かにドラクエに詳しくない方への置いてけぼり感がすごく、テーマ的にも万人受けはしにくい作品ではあるとは思います。  

*注意!

ここからネタバレが始まるので、まだ映画を見ていない方は要注意です。

元々見るつもりのなかった方もこの記事を読んで映画が見たくなればいいなと思います。

この映画の注目ポイント 

鳥山要素を抜いた鳥山絵

今回のキャラデザは、オリジナルの鳥山先生がデザインしたキャラから鳥山要素を抜いた感じです。版権的な問題であえて脱鳥山絵を目指したのでしょう。ストップモーション風のCGなので絵柄に懐かしさが出て悪くはないと思います。 最初だけ違和感がありましたが、ビアンカとフローラも見慣れてくるとだんだん可愛いく見えてきました。

あとキャラたちの容姿は声を演じている役者に寄せているようにも見えます。

音楽

節操なく多くのシリーズから曲を持ってきてるのは少し気になりましたが、その分音楽に関しては豪華だと思います。テーマ曲を聞くだけで泣くぐらい洗脳されている筆者なので、オープニングのファンファーレでもう涙ぐんでいました。シーンごとの選曲もまぁいいでしょう。いずれにせよすぎやまこういち先生の音楽が単体で良く、すぎやま音楽が如何に洗練されているのかを改めて認識できます。  

声優はドラクエ経験者 

(小泉大臣風に)この作品も例の如くプロの声優ではなく、流行りのイケメン俳優や女優と芸人に演じさせることによって、一般の視聴客を増やそう言う商業的魂胆なので愛情がないという方もいるでしょうが、山田孝之さん等ドラクエに理解のある役者で構成されていると言う演出で、声優の演技の上手さではなく、ドラクエに対する愛情で選んでいるということで、そういう意味では愛情がないわけではないともとれます。  

製作者がこの作品を見てほしい層

「ユアストーリー(訳:あなたの物語)」というサブタイトルから、これはリュカの本体の物語を通じてプレイヤー自身の話に焦点を合わせた作品だというのがわかります。

そのプレイヤーの中でも、今作のメインターゲットはSFC版ドラクエ5をリアルタイムで遊んだ方々、学年で言うとSFCドラクエ5発売の1992年9月27日の時点で小学校6年から高校2年(12歳から17歳)、昭和50年代生まれの現在40歳から45歳ぐらいの方がこの作品に最も感情移入できる層でしょう。STAND BY ME山崎貴監督が得意そうな昭和から平成初期の懐古層です。

作中にも回想で主人公の本体が子供の頃にSFC版ドラクエ5を遊んでいる描写がありました。この時の主人公は見たところ6年生から中学生ぐらいだと思います。

ということでターゲット層が割とピンポイントなのもあり、恐らくこの映画をフルで感情移入できる人はこのあたりのほんの一握りの視聴者だけかもしれません。

つまり私のような老害がドラクエの思い出でエクスタシーを感じられるような作りで、これ以外の層にはあまり刺さらない内容かもしれません。

この作品のメインテーマ

ゲームクリア時の喪失感とキャラたちとの繋がりの永続性がこの映像作品のテーマだと考えます。ベタではありますが、RPGにとっては永遠のテーマです。

至極個人的な意見ですが、RPGの真の体験は初見時にしか味わえ無いものだと思っています。クリアしたゲームをやり直したところで、それはまた別の人生であり初見の頃のあのワクワクした気分で遊ぶことは二度と出来ません。唯一無二だったあの冒険を繰り返してしまうと、初見時のあの気持ちも薄れるような気がしました。

物語で構成されたRPGがエンディングを迎えた時、その物語も終わるのです。

私の場合はドラクエという作品を一度きりの人生と同様に考える事によってRPGとしての最大の没入感を得ておりました。

ヴァーチャルマシン

一部屋ほどの大きさの丸っこいマシン、プレイヤーはこの中に入って、意識をドラクエ世界へダイブさせる、RPGゲーマーにとっては夢のような機械。

作中のこのマシン。遊んでいるときは現実の記憶がなく、ゲームの主人公と同化できるので、何回遊んでも初見時の気持ちで遊べる究極のRPG体験マシン。とんでもない機能でまさにゲーマーの理想とする所ですね。AI制御により各プログラムは必要に応じて作成されるので、ウィルスやハッキングにも即座に対応できる優れたOSが搭載されております。万能すぎて悪用されたり暴走したときはヤバそうなマシンです。(後述

「大人になれよ」

この今更な言い方は昭和時代にあったゲームやアニメに対する偏見に代表される言葉そのもの、当時の昭和ゲームキッズが最も言われた言葉です。この言葉自体がゲーマーの敵でした。

ラストバトルで最終ボスは現れず、代わりに出てきたのが一言でいうと、天才プログラマーが単なる嫌がらせ目的でラスボスに擬態させて送り込んだウィルスでした。

そのコンピューターウィルスが主人公に言ったのがこの「大人になれよ」という煽り文句ですが、所詮ラスボスのセリフなので、主人公が勝った時点で全否定されます。

このウィルスの製作者がやっていることは単なる嫌がらせの荒らし行為。つまりこれはどんな邪悪な大魔王なんかよりも悪意に満ち溢れた空気が読めない荒らしの方がクズという意味でしょう。どの時代にもこういうたちの悪いやつはかならずいるということですね。これはいわゆるすべてのゲーマー共通の敵です。

ゲームクリアの喪失感

ゲームの目標は当然クリアすることなのですが、当たり前の話、クリアすると物語が終わってしまいます。つまりクリアするということは、この世界に別れを告げる事になります。

ゲームを完全クリアすればイベントもなくなりストーリーの進行がこれ以上進まず時の流れが死にます。冒険の書から戻ってもそんな時が死んだ箱庭の中で永遠に湧き続けるモンスターと進歩なく延々と同じセリフを繰り返すNPC達とここで永遠に過ごすわけにはいかないのです。

しかし、ドラクエ5では主人公は奴隷時代と石になった年月を含めると出生から20年近くこの世界で過ごしています。この世界で生まれ成人し他主人公が、妻を娶り、子供が出来ると言う人の生涯の演出がきっちりなされている作品なので、妻子を捨てて現実世界へ戻るのがかなり酷となります。特にこのマシンでは主人公と全く同じ気持ちになるので、世界がリセットされてしまうのを知りつつリュカの気持ちでいる主人公はまさに断腸の思いでいることでしょう。

ドラクエプレイヤーはどの作品でもクリアが近くなると、ふと寂しくなりますよね。魔王を倒してクリアしたいのだけど、この世界からも離れたくないというあの寂しさ。

映画のターゲット層である、当時のSFCドラクエ5プレイヤーであれば、この映画のラストは、当時ドラクエをクリアしたときの、ドラクエの世界から離れた後の切なさで数日ぼーっとしてしまったあの頃を思い出す事でしょう。

筆者もドラクエ5をクリアした当時、正座でエンディングを見終わったあとは暫く他のゲームで遊ぶ気にもならなかった記憶があります。寂しかったですが、一つの人生を終えたという満足感と、かけがえのない何かを得た感覚に浸っておりました。

それを思い出させてくれるのがこの「ユアストーリー」なのです。

ただし、これは古き良き時代のRPGの考え方であり、基本的に完結することがないMMORPGのドラクエXプレイヤーにとっては、かなり違った解釈で受け止めてしまう可能性があります。

仮想現実世界

映画の舞台が実は仮想世界の話だった言うメタなオチに、夢を壊されたという方もいれば、プレイヤーだった頃の夢を思い出した方もいるでしょう。

これを仮想世界ではなく、ドラクエ5の物語として作るべきかといえば、筆者は反対です。例えば、筆者のキラーパンサーの名前は「チロル」だったので、映画で「ゲレゲレ」だと自分の物語が否定された気分になります。結婚相手に関してもそうですが、これはあくまであのリュカのプレイヤーが選んだ物語だと分かっているから納得できるのです。

この映画はリュカ達ゲームキャラでは無く、当時のプレイヤー達の思い出がメインテーマです。なのでプレイヤー視点からの話で、この世界が仮想現実だとしても、空想や幻覚だったとしても、NPCの家族や友人らとの絆と冒険の思い出は本物であると、NPCキャラたちを否定することなく締めくくってくれましたが、いささかネタが古いです。あえて昭和や平成初期の作品のような筋書きでの終わらせ方をした感もあります。Always山崎監督ですし。

そもそもターゲット層の昭和生まれはこの程度で泣くので問題ないのです。

一部キャラ解説

やたら人間臭いNPCキャラたち

後に仮想世界のNPCだということがわかる登場キャラたちですが、AI制御の割には人間以上に人間性があり、キャラたちはスクリプトではなく、きちんと人格を与えられて自律的に行動するように作られているようです。

アンチウィルスのスラリンのように、この世界の秩序を監視するプログラムもキャラに擬態して存在しているようで、NPCの姿をしている者にもこのワールドを監視する役目を持つ者もいます。プログラムやソフトウェアが人格を持つという描写は映画「マトリックス」を思い起こさせます。

この世界はゲームと言うよりは一つの管理されたオープンワールドの生態系として完成されており、主人公が見ていないところでもAIたちは行動をしていると考えます。そのようにして究極のリアリズムをゲームに導入しているということですね。

リュカ

バギマが得意、必殺技はバギクロス。キラーパンサーとスライムに懐かれているのでビアンカから魔物使いと揶揄されている元王族の一般人の青年。顔も中身の佐藤健にすこし寄せているおかげで、少しだけ女性の視聴者が増えたかもしれません。

この映画の設定では天空人を血を引くのに血が薄くて天空の剣が扱えない半端者

「リュカ」という名前は、本体のプレイヤーが以前のドラクエから使っていた名前のようなので、小説版ドラクエ5を読んでから、「リュカ」という名前にした可能性は低いですね。というのも、小説版ドラクエ5の筆者、久美沙織さんがリュカという名前の使用でスクエニを訴えているのですが、スクエニ側も確かに映画でもわざわざこの名前を使う必要もなく、それこそ「トンヌラ」とかでも良いと一瞬思いましたが、やっぱり「リュカ」はいい名前で、しっくり来るのは確かです。「アルス」は基本的に勇者にしかつけられないしなぁ。

ビアンカ

フローラに告白するリュカの裏でビアンカがつらそうな顔をしているところから見て取れるように、彼女たちは自立したAIと感情で動いているます。

過去のドラクエ5でも常にビアンカを選んでいた事から、リュカもリュカの本体も、心からビアンカの事が好きなようですね。

ラストバトル前に真っ先にバイキルトを唱えるビアンカ

バイキルト:対象の攻撃力が二倍になる魔法使いの補助魔法

終盤敵の大群とのバトル開始時の第一声がちゃんと「バイキルト」なのには感心しました。これはゲームを実際にやった人間じゃないとわからないのですが、強敵との戦闘で真っ先にやる定番の攻撃力を上げる魔法なので、とてもグッときました。 

あのベギラゴンが使えると噂される魔道士ビアンカ

ベギラゴン:当時のギラ系最強魔法で、ドラゴン級のギラとも解釈できる。ただ現在のギラ系最強はナンバリングシリーズだと10に出てくるギラグレイドのようです。ドラゴンっぽい響きで、まさにドラクエっぽいな魔法です。

並のドラクエファンならこの時点でもうベギラゴンが使えるビアンカの凄さがわかりますが、ベギラゴンでピンとこない方は残念ですね。

あと大魔道士といえばベギラゴンです。「ダイの大冒険」の大魔道士、マトリフ師匠のベギラゴンも印象的でしたね。 

フローラ

リュカのことが大好きなのに、リュカの本当の気持ちを酌んでリュカとビアンカとくっつける気遣いを持つほどの複雑な乙女AI。その後リュカの本体の暗示プログラムに事実上のハッキングを仕掛け破壊するフローラの行動原理がちょっと意味不明で怖かったですが、ウィルスの影響ということにしておきましょう。アンチウィルスほどではないが、白血球みたいに異分子プログラムを排除する役なのかもしれません。何故か「変化の杖」を持っている。

アルス

母親のビアンカが天空人で父親のリュカが天空人ハーフなので、天空人の血が4分の3で人間が4分の1のクオーター。なので天空の剣にも認められる勇者。

どうして原作通り双子じゃなかったのかが残念でなりません?無駄に深読みすると、出産時に片方が亡くなったのかな!?ぐらいの闇深な推測を始めてしまいそうになるので、双子の妹は絶対欲しいところでした。製作とか役者の都合で削られたと想像するといたたまれません。ここだけは本気で削ってほしくなかった部分で、たいへん悔やまれます。 

マスタードラゴン(プサン)

上映時間の都合か、作中数少ないドラゴン要素の割にはマスドラの描写が不足気味で、苦労して竜形態を取り戻した後は乗り物扱い。最初の咆哮で雑魚を蹴散らしたのは良いが、その後はゲマに呼び捨てにされた挙げ句にメラゾーマ二発であっさり撃墜されたり、そのまますぐ人間形態に戻ったりと、この世界の神たる存在なのだけど、威厳がなさすぎて泣ける。確かに原作のドラクエ5でも単なる乗り物程度でしか役に立っていませんでしたけどね。  あと竜形態の時の声がもうひと工夫できた気がする。

オープニングのナレーターでもあり、奴隷場から脱走した主人公とヘンリーをベストタイミングで救出したあたり、ゲーム進行も担当しているようです。

マーサ

尺の都合上エルヘブン関連を入れる余裕がなかったので簡潔に天空人と言う設定にされてしまいました。ミルドラースが通常と違うことにいち早く気がついたNPC。そのため、主人公にゲームをクリアしないように要請する。ウィルスに擬態されたミルドラースが呼び出されると、この世界に甚大なグリッチが引き起こされ、プレイヤーにも被害が出る可能性があるための防衛措置だと思われます。防護壁が得意なあたりシステムのセキュリティー関連も担当していたのかもしれません。 

マスドラとマーサは権限が高い?

少なくともこの二名は、世界がリセットで繰り返されていることを知っていることから、通常のNPC以上の権限を持っていると思われます。なのでマーサのようにある程度の不測の事態にも対応できるようですね。

パパス

原作ではメラゾーマで一片も残らず燃え尽きたパパスでしたが、今回は焦げただけでした(もちろん死んだけど)。

サンチョ

ケンドーコバヤシのわざとらしい訛りが癖になります。

ヘンリー

主人公の親友。原作では終盤に向けての活躍が皆無だったヘンリーですが、今作で大躍進して終盤でブオーンとともにラインハット軍を率いての重要な活躍を見せてくれました。

ゲマ

原作での上役イブールは存在せず、しかもミルドラースがアレだったので、実質的に彼が終始ボス的な存在として振る舞っていました。というか何でもかんでもこいつがやっているような気がします。左右の手が身体から離れて行動できるところはデスタムーアのオマージュかな?ミルドラースだと思っていたウィルスから謎の力を吸収してパワーアップしており、最終的にマーサの遺体をその体に同化させたのはなかなかショッキングでした。

ゲレゲレ(キラーパンサー)

ゲームで生き別れたキラーパンサー。原作では仲間にするときは色々大変だったカボチ村のイベントでしたが、映画だとあのイベントが爽やかにすごい疾走感でスルーされてゲレゲレが即仲間になったのには少しウケました。

ブオーン

リュカの魔物使いとしての最大の戦力、なんだか山のようなサイズだった原作よりだいぶ小さくなった映画のブオーン。後の時代のドラクエ5リメイクでは仲間にできるのですが、そのときはサイズが縮小されているので、そこからのオマージュといったところでしょう。山のようなサイズだと仲間として戦いにくいですしね。

スラリン

主人公の奴隷時代からついてきている謎の善良なスライム。チゾットでメタルハンターに襲われたとき主人公はとっさの機転でスラリンを利用して妖精の国へ入りました。正体はウィルス侵入により、システムのOSに自動作成されたアンチウィルスで、主人公の心に呼応して体内からウィルス駆除兵器のロトの剣を作成しました。マスタードラゴンよりも威厳のある声をしている。

ロトの剣

天空の剣が消滅した後の最終バトルで、自動生成されたアンチウィルスであるスラリンが主人公に託したのはロトの剣でした。天空の剣を超える最終兵器といえばこれ以上のチョイスは無いでしょう。消されかけた主人公に最後まで残ったのが勇気の証たるロトの心で、ロトの剣はその心から具現化されたのでしょう。

これは主人公がドラクエシリーズを全て遊んでいると推測できる描写です。過去のドラクエも遊んでいることから、過去のドラクエ1,2,3でロト(末裔含む)だったこともあるので、ロトの剣が出てきたのです。

ドラクエプレイヤーには勇者の心が宿っているのだという痛々しくベタな演出ですが、筆者は感涙でした。

ただ主人公の心の強さとかに関係なく、アンチウィルスがウィルスを除去しただけだという可能性もあります。

天空の剣

天空人の血を75%以上引く者が持たないと鞘が開かない仕掛けが施されている意地悪な剣で、そのせいでリュカ(天空の血50%)が死にかけた(笑

ウィルスの黒幕とヴァーチャルマシンの闇

作中最終ボスのミルドラースに擬態したウィルスはやっつけたものの、ラスボス中のラスボスとも言えるウィルスの作成者はノーダメージな上、正体も謎です。こいつは単なる暇なオタクだったのでしょうか?

やっていることは営業妨害と主人公に障害が出た場合は傷害にもなっていたので、刑事告発するべきですね。完全に一つの事件です。

さてここからはいつもの推測タイム

このウィルスは何だったのでしょう?本当に単なる荒らし目的の迷惑ウィルスだったのでしょうか?その割には主人公を消しにかかっていたような気がします、なんか主人公も結構苦しんでいたし。もしラストであのままやられてたら主人公はどうなっていたのでしょう?無事現実に目覚めればいいのですが、あれだとなんか目覚めても廃人とかになっていそうな感じもしなくはないです。

これは、誰かが主人公を陥れようと、システムにウィルスを仕込んだ可能性があります。プレイヤーの記憶と思考が操作できる優秀なヴァーチャルマシン、使いようによってはプレイヤーの脳に記憶を埋め込んだり、記憶を消したり、洗脳を仕掛けたり、更には脳をショートさせたりすることも可能だと考えます。

アトラクションのOSに簡単にアクセスできる、VRテーマパークの係員のお兄さんが怪しいと思います。開始の際にソフトが追加されているのも見過ごしていますし、思えばよそよそしい声でした(猜疑心)。

妄想

主人公がもし終盤のウィルスの攻撃で目覚めてしまった場合、強制的な目覚めとなってしまい、仮想空間と現実の記憶が混濁する可能性が大いにあります。そうなると、あのまま強引に現実に引き戻された主人公が、四つん這いになってよだれを垂らしながらビアンカを呼ぶという地獄絵図が脳内で再生されました。スラリンがいてよかったですね、最終戦。

それと映画では主人公が現実で目覚めた描写はありませんでしたが、こんな攻撃を仕掛けられたということは、主人公の身体ごと拉致されて絶望的な人体実験装置に取り付けられているのかもしれません。だからこそマーサは主人公が目覚めないよう、クリアしないように伝えたのです。ドラクエ5世界にいる限り貴方は幸せだと、目覚めたら絶望しか待っていないのだから。。。みたいなB級ホラーを妄想して終わりにしたいと思います。

 

まとめと個人的意見

SFCドラクエ5をリアルタイムで遊んだ一部プレイヤーには至高の映画、それ以外のプレイヤーはごめんなさい。

私は大好きで、すでに3回見ています。ネットフリックス(海外)最高です。

 

 

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