ブリオリウスの妄想

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ネタバレ無し「レディー・プレイヤー・1」"Ready Player 1"みました~。印象。結論から言うとめっちゃよかった!

 スピルバーグ監督の久しぶりの作新、「レディープレイヤーワン」 “Ready player 1”をみました。

インディージョーンズの最新作でやらかした(というかやや滑った)老齢のスピルバーグの作品なので、これが最新技術のVRと仮想空間がテーマと合わさることに、多少の心配はありました。また、予告編を見る限り、 わざと懐古的な古さをもつ80年代前後のゲームキャラクターたちを出しているせいか、なんとなく古臭い良い印象を持っておりした。しかし蓋を開けて見ると思った以上に深い物語でした。

この映画は、最新のバーチャルリアリティーのゲームの未来だけではなく、Atari時代から脈々続くゲームの系譜を垣間見ることができます。科学技術の発展の歴史とイデオロギーと人間の進む道を示唆する映画です。

先ず、1つのシーンの情報量が半端ない。例えば一瞬で流れるシーンでも、よく見ると何処かのゲーム見たキャラクターがアバターとして多数参加しております。一時停止でもしない限り、脳の処理が追いつきません。つまり俗にいうイースターエッグが随所に散りばめられております。例えばとっても懐かしい「アローンインザダーク」をオマージュしたシーンだと思われるようなところが出たりとか。和洋問わず歴史的なゲームのキャラクター達が、さりげなく一瞬出るのはとても嬉しいものです。つまりけっこうなゲーム的コモンセンスを持っている人が100%楽しめる仕様になっております。私の大好きなオーバーウォッチの「トレーサー」お姉様の姿を確認しただけでも私は歓喜です。また登場するモブのアバターたちも、これまでの歴史的なキャラクターの姿をオマージュしたものが多かったです。また車のライセンスプレートや各グラフィティー、数字などはすべて何かのゲームからのオマージュなのはたまりません。他にも大量に我々の知っているキャラクターたちがでてきますがここではネタバレはしません。もうすぐ日本でも放映されるので楽しみにしてください。

なので正直ゲームや仮想現実の世界にあまり詳しくない人や興味がない人、新しいものを頭ごなしに拒否する人は、別に見ても意味はないと思います。多分理解する頭を持ち合わせないでしょう。

ただ間違いなくこれが我々の未来の姿に近い形の社会となるので、これに興味を持たない人は将来的にも社会に適合して生きる事は難しいでしょう。

 

予告ポスターにガンダムがいますよね、詳しいことは言えませんが、主人公グループに三船敏郎(元ネタは言うまでもないですよね)というキャラがいるのですが、彼の「なら俺はガンダムで行く!」と言うセリフがあり、いろいろな思いが込められたシーンです。日本人ならうるっとくるシーンです。私は泣きました。本来ここではウルトラマンが出る予定でしたが、大人の事情で実現しませんでした。でもゲーム的にはウルトラマンよりもガンダムの方が適しているような気がしないでもないです。あ、でもやっぱりウルトラマンが出てきた方がテンション上がったかも。

いずれにせよ、スピルバーグの日本愛がとてもよく感じるのではないでしょうか。

 

この映画は、VRファンとVR開発者は必見の映画だと思います。なぜならこれが我々の求めている仮想現実空間です。

スピルバーグの演出なので、古いというか、インディージョーンズで見るような懐古的で典型的な表現を散見しますが、それはあえてそうしているのだと思います。インディが核爆発を冷蔵庫の中に隠れることによって被曝を防いだ、的なユーモラスのスピルバーグなりのおしゃれを回間見れます。

VR世界やヘッドマウントシステムなどのデザインは少し懐古的な色を残しつつ、非常に洗練されたものだと思います。バーチャル空間にダイブする表現も、私はとても満足です。

物語に関しては、映画だけでは全部表現する事はできていなさそうなので、これは間違いなく原作の本を読んでみたい作品であります。数年前の作品なのに、非常に将来を予見した優れた作品だと思います。

そして、私がこの映画を見て感じたテーマは、「バーチャルリアリティー」と言うのはゲームに限ったものではなく、我々人類の文明に大きく影響を及ぼすものだと言うことを表現したかったのではないでしょうか。

 1つだけ不満なのは、この映画の中にはネカマぽい奴がいないと言うことです。現実問題的にその辺の表現もして欲しかったかな。原作にはあるとのことです。

この映画を1番楽しめる人間は、70年代から現在の2018年までずっとゲームをやっていた方、ゲーム業界に関わっていた方だと思います。

あと、3D版の映画で見るか否かの話ですが、 VR世界の話なので、間違いなく3Dバージョンで見た方がVR感が出ると思います。なので、3D版をお勧めします。

とにかく原作本を買って、情報を補完します。物語を理解したらネタバレ的な感想もしてみたいと思いますので、またいつか新しい記事で更新したいと思います。