ドラクエ11が終わり、ロトの物語も一つの完結を迎えましたので、ロトシリーズ絡みのナンバリングタイトルでロトとロトの末裔をおさらいし、その強さを考察してランキングしてみたいと思います。
シリーズを通して最強の勇者は誰なのか、という議論は昔からされていますが、諸々の理由で答えが出る訳がないと思います。
ただこれをロトの血族に限定すると世界観がほぼ統一されるので、より比較し易いと思いランキングを作りました。
*以下の作品のネタバレや情報を含みます
ゲーム:DQ1、DQ2、DQ3、DQB、DQB2、DQ11
令和3年2月23日 全体的に加筆
ドラクエナンバリングタイトル中、ロト絡みメインなのは1、2、3、11、外伝だとDQB、DQB2。 その作品に出てくる最強のロト及びロトの血族は誰なのか? ステータス等の数字ではなく、設定的な考察で順位を決めたいと思います。 異論はあると思いますが、妄想だということで一笑に付してください。 先ずは各作品に登場する戦えそうなロトの一族を時系列で羅列してみましょう。 ドラクエ11 主人公(勇者)ローシュ(勇者)ロウ(賢者)アーウィン(勇者)エレノア(王女) ドラクエ3 ドラクエ1 ドラクエ2 ローレシア王、サマルトリア王、サマルトリア王女 ビルダーズ ビルダーズ2 主人公がロトなので、その父母も祖父もロトの一族ということになります。 それでは下の順位からいってみましょう。 一応作中のロトの末裔なのでランキングに登場。王子がヘタレなので王もこんなもの。高齢らしい。王女もいるのに後の時代のサマルトリア王家ではロトの血筋が途絶えてるので、きっと無能だったのでしょう。 コレも一応ロトの末裔なので登場。あの王子の親父なのでサマルトリア王より期待はできる。王子にも責任はありそうですが、後の時代ローレシアが緩やかに滅亡しているあたり、やはり無能。 一部で人気のサマルトリア王子の妹でサマルトリアの看板王女。外伝物語で地獄の使いを生け捕りにしているのはさすがロトの血筋といった所。ちなみにここに出てくる「地獄の使い」は後のローレシア城の封印されしバリア牢獄に監禁されている「地獄の使い」です。 没設定ですがこの王女、キレると恐ろしい事に。。。 うっかり見落としていましたが、主人公の母親もロトの血筋となりますね。戦闘描写は無いですが、主人公とマルティナを逃がすためデュラハンナイト3体と対峙して命を落とす心意気と、謎の怪しい神秘的な力、4のアリーナ姫同様小さい頃からお転婆だったということを鑑みて、戦闘力はそこそこ有った思われるので事でこのランク。 ちなみにデュラハンナイト3体を一人で相手した場合、彼女の夫のアーウィンでもすこし手こずるレベルです。 DQB2でようやくその姿を見せたムーンブルグ王(残念ながらコピー)。大変お茶目かつ賢明で良識もあるロトの末裔たる王の器。魔力にも優れている。ゲームでは有能ぶりをいかんなく発揮しており、またDQB2の世界の正体にも自然と気づいた聡明さも持ち合わせている。コピーでこれだとしたらオリジナルはきっと更に有能な事でしょう。 オリジナルはご存知の通りムーンブルグ陥落時に戦死、魂は王女の無事を案じながら玉座に残る。 仮面ライダーではなくDQBの主人公のデフォルトネーム、女性にするとクリエです。 一応ロトの遠縁なので血族には間違いなく、筆者が今まで彼がロトの遠縁だという事を完全に忘れていたので慌てて追加しました。 勇者ではなく戦闘のプロですらないのに文明と技術で竜王に完勝。そのため勇者不要説を打ち出してしまいルビス様も苦笑いの問題児。 装備と道具とビルドを上手に組み合わせると最強の存在だが、本人自身は非力なのでこの順位。 主人公の祖父。物語上ローシュが子孫を残しているかどうかははっきりしていないので、ユグノア王家自体もローシュの血を引いているかどうかも謎ですが、イレブン主人公と血のつながった祖父なのでロトの一族としてカウントします。 爪を振りかざす身のこなしはとても高齢とは思えず、ロトの一族を名乗るに足る戦闘能力を有しています。そもそも万能職である賢者と勇者はかなり近い職業だと改めて思い知りました。 なによりロウの魔力がはるか先の子孫であるDQ2のムーンブルク王家に受け継がれたと考えるととても感慨深いものがあります。 なんと性格もDB2のムーンブルグ王に若干似ているという。 イレブン主人公の父なので、ロトの血筋とカウントします。勇者にふさわしい心と抜群の剣技や能力を誇っており、ユグノア陥落の夜もだまし討ちさえされなければ結構無双してた人。 アーウィンに関してはローシュの血統である描写はないですが、血統の濃い個体に転生体が現れやすい上ドラクエ自体がかなり血統主義な作品なので、ローシュの転生体である主人公の父アーウィンもローシュ一族の血を引いている可能性が高いと言えます。 ご存知ロトの三末裔の王女でベホマとザオリクができるイオナズン製造機。この時代イオグランデは古代の魔法として忘れさられていますので、イオナズンが最強魔法の地位に座しております。なのでこの時代最強の賢者でしょう。魔法国家ムーンブルグのすごさの片鱗がわかりますね。 筆者がファミコンでDQ2を遊んでいた当時DQ2では主人公の名前によって仲間の名前が決まるシステムだったのですが、ムーンブルグ王女に割り当てられた名前は「サマンサ」で、今考えるとこれ「奥さまは魔女」のオマージュで多分堀井さんのセンスぽいんですよね。ということで何十とある割当ネームにも小ネタを仕込んでくる堀井雄二先生に脱帽です。 救助されるヒロインなのと、魔法系はタイマンだと不利なのでサマルより下の順位となりました。 ご存知のんきもの。能力は一応勇者。強く受け継いだ特性は勇者の「器用貧乏さ」故、主人公の中では最弱の印象だが、キレるとメガンテを唱える爆弾岩よりも厄介な存在なので一目置かれていることでしょう。 普段はドラゴンボールのプーアルのような無害な顔をしており声も甲高そう。あと外伝の「ポップ」と並んで壮絶なメガンテを唱えそうなキャラ。 ムーンブルグ王女と甲乙つけ難いのですが、器用貧乏で総合能力があるのと、メガンテの分だけムーンブルグ王女より上としました。メガンテ役に立たないけど。 筆者が遊んだときの名前はコナン、まだ名探偵コナンが始まる前だったので、変な名前だと友達にバカにされた小学校の思い出。元ネタは多分シュワルツェネッガー主演の映画「コナン・ザ・グレート」。 スマホゲーのドラクエタクトでは「トンヌラ」という名前がついたので最初は違和感があったのですがまぁたしかにトンヌラな顔なので徐々に受け付けられるようになってきました。 勇者の父親の中では一番名前が知られている人。 たった1人で主人公に先行して進んでいたバケモノ親父。ゾーマ城へも1人で渦の海の中ボートを漕ぎ泳いで渡り、船が沈んでも防具を脱ぎ捨てて泳ぎ切る化物(パンツマスク姿はその為という噂)。ロトの次に強い勇者の親父である勇者。 一人でラスボスまで肉薄しながら一歩手前でやられたという所はあの最強格のDQ1勇者の下位互換と考えて良いと思います。 当時の容量の都合でグラフィックはカンタダ同様のパンツマスク姿ですが、実際の顔の見た目はDQ3主人公とそっくりらしいのでローシュにもそっくりということになる。本人及び妻も多分ローシュとセニカの末裔。 ちなみにオルテガはスペイン系によくある名前で、当地有名タコス皮メーカの名前も「オルテガ」です。 通称「アレフガルドのロト」(筆者命名)創世記と比べこの時代は装備や特技、魔法などが弱体化していると言うのもありますが、神話時代の主人公(ドラクエ11)と比べて鍛冶能力も失っており、更にはゾーマに砕かれたとは言え、闇の衣を払うという聖剣の真の力を引き出すことが出来なかった未熟者で、光の玉の力を借りてなんとかゾーマを倒せた程度の力と言うことでこの順位としました。 両親がローシュとセニカの末裔、見た目もローシュそっくりなので、多分ローシュの転生体。 11の時代と違い今回は最後に仲間に裏切られることもなかったので、無事大魔王を倒す。これは多分DQ3のデフォルトパーティーに男しかいなかったおかげだと思います。やはり4人パーティーに紅一点で美人の女が混ざると野郎どもは感情を試されてしまい、最後はめちゃくちゃになってしまうというローシュ一行の反省を踏まえ、今回は堅実に行ったのでしょう。 二人のロトのうちの始祖たるロト。描写が少ないのでよくわからないですが、とりあえず邪神ニズゼルファを倒せることができるほどの実力を持っているのは確か。ドォルダ郷での修行は伊達じゃない。あと闇の衣を払える聖剣を作れるほどの鍛冶能力を持つ。 セニカが帰還した時空では当然ニズゼルファを倒しているので、こちらも聖龍からロトの称号を得ているはずであり、時系列的にはイレブン主人公より先にロトの称号を得ていることになる。 DQ3オルテガとDQ3主人公に酷似した見た目(主にツンツン髪)。 なんかぼーっとしているスキを突かれて仲間に一回殺されましたが、イレブン達のおかげで生きながらえる世界線を与えられたのでイレブンより下のランクとなりました。 「ロト」本人。ローシュの転生体でもある我らが最初のロト。ローシュとは対象的に誰よりも髪がサラサラ。こちらも聖剣を作れるほどの鍛冶能力を持つ。タイムリープの分更なる強さを手にした「時渡りの勇者」。 イレブンがロトの称号をもらった後にセニカが過去に飛び、そこでもローシュがロトの称号をもらっているので、歴史の時系列で言えばローシュが最初のロトですが、プレイヤーの時系列では最初にもらったのはこの主人公なので、「最初のロト問題」という大変面白いパラドクスが生じています。 通称「ロトの血を引く勇者」。文字通り神(ルビス=ローラ)に愛された男。ドラクエ11主人公とローシュが合わさった究極の存在なのでそれぞれの単体より実力は上。 古代の武器や魔法の技術がかなり風化している中たった1人で竜王の城に乗り込み、途中で拾ったあまり手入れのされていない伝説の武具であっさり竜王を片付けています。 その後はローラ姫の力を借り、とても広大な国を 3つも建国しているので、精力も旺盛。 竜王から従えば世界の半分をやろうと持ちかけられ断っておりますが、我々の世界の話だと聖書のキリストが悪魔からのこれと似たような誘惑を荒野で受けて跳ね除けていましたので、ドラクエ1主人公は我々の世界のキリストに匹敵するぐらいの存在なのかもしれません。 パラレルですが「DQB」ではこの誘惑に負けて闇落ちした黒歴史も持ちます。 ただしこれは悪に目覚めたのではなく、純粋なゲーマー的好奇心から竜王の誘いに「はい」と答えてしまったと推測でき、実は割とメタな話となっております。 真なるロトと神の末裔。破壊神を破壊した男。シリーズ最強の公認チート武器「はかぶさ(はかいはやぶさ)の剣」の主。 最強のドラクエ1勇者とローラ姫(ルビス神)の末裔で神の遺伝子が隔世遺伝で発現した半神。 ステータス極振り馬鹿で魔法が使えずちから一辺倒のギリシャ神話で言う「半神ヘラクレス」のようなものだと思えばわかりやすいでしょう。ヘラクレスもゼウスのせがれのくせに雷属性どころか神秘的な力は一切行使しませんでしたよね。 シドーを倒した際には、人間が破壊神を倒したことによほど驚いたのか、ルビス様も思わず素で声をかけるほどでした。これは少年時代の孫悟空が破壊神ビルスを倒したようなもの(!?)だと思うと凄さがわかります。 一節には、ローレシア王子はこれまでのロトの生まれ変わりであるとのことですが、DQ1でイレブンとローシュの存在が同一化したので、ローレシアの王子はイレブンとローシュどちらの転生体でもあり、フュージョンされた新たな次世代のロトと考える事が出来ます。 ローレシアの王子にとって魔法や特技といった小手先の技は半神である自分には必要ない、と言わんばかりの硬派な能力。しかもそう言いつつ「力の盾」を使えばMP0でもベホイミクラスの回復が無限に可能なので回復能力も遜色なしの最強の存在。主人公の能力だけを見ると3>1>2と進むにつれてステータス重視の方へ簡略化していっているので、時代が進むにつれ力が技を凌駕していってるのがわかります。 番外。ロトの妻である「ロト・ファミリー」真の当主。勇者の紋章を受け取った賢者のセニカ。この覚醒セニカならば、チート職の相乗効果で凄まじい強さを誇ることでしょう。マダンテと勇者技をミックスした究極技を想像すると面白いです。それは神になります。これだけ強ければ自分で魔王を瞬殺してほしいところですが、DQ2以外の魔王は彼女のマッチポンプ なのかもしれないという。。。 如何でしたでしょうか、DQ3主人公が主人公の中で一番ランクが低くなったのは自分でも意外でした。 ローレシアの王子が一位になった件に関しては批評も多いかと思いますが、設定を考えると、ハーゴン戦の直後に破壊神ビルスシドーをそつなく倒したロトの3末裔はかなりすごいと思います。勿論ローレシア王子はアイテム以外に自身を回復するすべがないのも十分承知です。しかし3人パーティーの前衛を一手に引き受け戦うさまは鬼神の如くだったでしょう。他の二人はサポートでしかありませんでした。 とにかく、当たり前ですがロトの血族はエリート揃いなのがよくわかります。 それなりに考察したつもりですが、私の妄想に付き合ってくださってありがとうございました。 ドラクエ考察関連 ドラクエ4考察始めました
主人公(勇者)オルテガ(勇者)
主人公(勇者)
ローレシア王子(戦士)サマルトリア王子(劣化勇者)ムーンブルグ王女(劣化賢者)
ビルド(クリエ)
ムーンブルグ王16位 サマルトリア王 DQ2
15位 ローレシア王 DQ2
14位 サマルトリア王女 DQ2
13位 ユグノアの王女エレノア DQ11
12位 ムーンブルグ王(DQB2版)
11位 ビルド(クリエ)
10位 ロウ(賢者)DQ11
9位 ユグノアの王アーウィン(勇者)DQ11
8位 ムーンブルグ王女(劣化賢者)DQ2
7位 サマルトリア王子(劣化勇者)DQ2
6位 オルテガ(勇者)DQ3
5位 主人公勇者 DQ3
4位 ローシュ DQ11
3位 主人公勇者 イレブン DQ11
2位 勇者ロトの末裔 DQ1
1位 ローレシアの王子 DQ2
0番 覚醒セニカ=ルビス DQ11