新たな事実や間違いが発見されることが度々あるため、クソ長いこの記事も常に修正と更新を繰り返しております。
ドラクエのロト関係に詳しい方向けの記事なので、良くわからないことは、筆者もよく見る以下のページを参考にするといいです。
ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*
ドラクエの知識が半端な方にこの記事を紹介すると逆効果なので注意ですが、ドラクエを全く知らない方は読み物として一読頂きドラクエに興味を持ってもらえれば幸いです。
ドラクエ11sで追加された内容等は含まれておりませんが考察内容に影響はないです。
2021/08/30 こちらのページ、閲覧数が累計で100万PVを超えました!いつも応援ありがとうございます!
*以下の作品のネタバレや情報を含みます
ゲーム:DQ11、DQ3、,DQ1、DQ4、DQ8、DQ6
(ネタバレ度高いもの順)
小説:精霊ルビス伝説
*ここの内容の一部をそのまま拝借して動画にしている方がいるという報告がありました。動画で使用する場合は動画内か動画の説明でここのブログのリンクを張って貰えればいいのでよろしくお願いします。
ドラゴンクエスト11 エンドストーリー考察
- ドラゴンクエスト11 エンドストーリー考察
- 時の塔と番人、時空の特異点
- 正史として残るのは時間軸α、α2、βの三つのみとなる
- ロトゼタシアが後のアリアハンの世界があるDQ3「上の世界」である証拠。
- 時間軸αの世界線(裏エンディング)はどこに行くのか?
- ここで導き出される驚愕の事実とは
- これが原点回帰!超時空収束隔世遺伝!
- まとめ
- さらなる驚愕の事実?!
- 聖樹の闇
- おしまい
はじめに
- 本考察は基本的に作中にある情報と公式で確定されている情報からの推測が中心となります。
- 今作は時系列的に、ロトシリーズの最初にあたる作品です。クリアすると、ロトの勇者の由来は「ロトゼタシア(DQ11世界)を救った者」という事がわかるので、間違いなくロトのサーガ原初の話です。
- ロトの勇者の称号という概念はDQ3時代のアレフガルドに昔から伝わっているものであり、DQ3主人公はその称号を得たにすぎません。ただしDQ3主人公はほぼ原初ロト(ローシュの方の)の転生体なのでややこしい話ですが、本人といえば本人です。
- 勇者は転生を繰り返して各時代の魔王を倒す宿命にあるというのは、暗黙の公式設定があります。(この話の出自は小説「精霊ルビス伝説」なので、疑問も有ると思いますが、詳細はこちらで説明します)
- 天空シリーズに関してはもう少し考察が必要ですが、これまで登場したマスタードラゴン、竜の女王、竜神王といった龍の神の中でも、聖龍はぶっちぎりに上位の存在なので、作中最初の神の龍と考えて良いと思います。そうなると天空シリーズの原初でもある可能性があります。
それではドラクエ11の裏エンディングクリア後に発生している世界を並べて整理してみましょう。結論から言うと、ドラクエ11には大きく分けて3つないし4つの時間軸が存在していると思っています。これらをα、α2、β、β2に分けて説明します。
時間軸α(裏エンディング)
主人公が邪神ニズゼルファを倒した時間軸。
・勇者の武器は「勇者の剣・改」王者の剣との合体剣、イレブン勇者が作ったもの。刃部分の見た目はDQ4天空の剣(DQ6ラミアスの剣)。そして「勇者の剣・真」も存在する。こちらの見た目はロトの剣。忘れがちですがこの時間軸ではどちらの聖剣も存在。
・聖樹に収めたのは「勇者の剣・真」
・「勇者の剣・改」は主人公一族が保管することに?
・ニズゼルファは魂とともに完全消滅
・勇者の紋章はセニカに譲り渡した状態。だからと言って勇者ではなくなったとも言いにくいし、紋章がない勇者もざらにいる。
・和刀であってほしかったが、王者の剣が存在する。今作ではオリハルコンがあれば量産できる普通の剣だった事が発覚。「王者の剣」は単なる伝統工芸だったという事になりますが、そのホムラの伝統工芸のお陰でDQ3時代にゾーマを倒せた事になります。つまり王者の剣というよりもオリハルコンから武器を製造する技術が受け継がれた事が大事。と考えます。
・つまりDQ3の王者の剣は勇者の剣ですらない、聖剣としては未完成品だったということになります。
・主人公が「最初のロト」の称号を得る。
・フィールド音楽はロトシリーズ
・聖龍(大樹)は健在、むしろパワー増す。
・聖龍の闇落ちを暗示
・エンディングのカットシーンにドラクエ1勇者
・ホムラの里にラーの鏡の原点がある
・ホムラの親子が生き残り、のちのジパングとヒミコへ
そしてその裏エンディングとのセットで
時間軸α2(セニカエンディング)
セニカが過去のローシュへ出会いに旅立った時間軸。
・回想でもすでにニズゼルファを倒しているローシュ、ウラノスにローシュが殺されなければニズゼルファはあのまま消滅する運命でしたので、過去に戻ったセニカは最優先でウラノスのローシュ殺害を阻止するでしょう。なので素直に邪神はローシュによって倒されると考えます。正気を失ったウラノスにはセニカのぱふぱふが最も有効だと思われる。
・その上ダメ押しのダブル勇者のチートパワーで邪神ニズゼルファを瞬殺。魂ごと完全消滅。(クロスミナデインマダンテとかを妄想)
・勇者の武器は「勇者の剣・真」ローシュが作ったもの。見た目はロトの剣、闇の衣を打ち払うというDQ3等に出る光の玉と同じ効果。
・邪神を倒したことでローシュも多分聖龍から「最初のロト」の称号を得る。この場合紋章を持つセニカもその称号を得る資格がありますが、聖龍の計画通りとさせる為にはローシュでなければなりませんね。
・ウラノス闇落ち回避?(頑張って邪神の力を得るより、勇者に媚びて勇者パワーを譲り受けた方が簡単)イチャつくローシュとセニカをみて、結局闇落ちしそうな気がしてきたので・・・後のゾーマの可能性すら出てきました!?(考察記事執筆予定)
・聖樹と聖龍は元気
・この時間軸ではローシュ転生体のドラクエ11主人公は存在しなくなる
・ローシュの髪型格好がドラクエ3勇者
・そもそもローシュ一行がドラクエ3定番パーティーぽさがある
・カットシーンの最後にドラクエ3のオープニングにつながる
・ED最後物語として二冊の本がある
・ドラクエ3の主人公の母親とオルテガはローシュとセニカの子孫か?
・ローシュはオルテガに似ていなくもない。オルテガの顔はDQ3勇者に告示しているとDQ3で言及があり。ローシュはDQ3勇者そっくりなので、必然的にオルテガとも似る。
・血統にこだわるなら、オルテガもオルテガの妻も両方ローシュとセニカの子孫。
時間軸β(通常エンディング)
ベロニカが死んでおり、ウルノーガを倒した時間軸で
主人公が時渡をしない事を選択した場合
・勇者の最終武器は「勇者の剣」イレブン勇者が作ったもの。刃部分の見た目は天空の剣
・魔王に汚染された勇者の剣・真も一応存在。
・聖樹(聖龍)は復活
・主人公はエマと結婚するとは限らない。むしろセリフ等から見るにベロニカとの合体でセニカとほぼ同一個体化したセーニャの方とのフラグが立っている。
・ニズゼルファの魂は健在なので、いずれ脅威になるのでは?>後のゾーマ候補?
・フィールド音楽は天空シリーズがメイン
・一度世界が滅びる直前にまで行っており、復興中で雰囲気が暗く、人々の心にも影があり、神の民も一人だけ残りここも復興中。余波で冥界等の次元にも歪が生じている。
・シルビアのおかまパレードは健在で、その精神が後のドラクエ6、4の「パノン」へと受け継がれる?
・ホムラの巫女が死んで血縁が絶える>この軸だと後のヒミコ/ジパングに繋がらなくなる
・人と魚人族の交流がある>ドラクエ6で人魚の話あり
・石の村の要塞化
・セニカは永遠に救われない
・カミュと6主人公が似ている(作中に言及あり)
時間軸βからの派生で↓
時間軸β2(主人公が別次元へと消えた世界)
ベロニカ復活の為、分岐其の③の通常エンディングの世界から、主人公が旅立って消えた時間軸。
・上記の世界と同じだが、勇者まで存在しなくなってしまった。
・勇者の剣も折れてる(天空似のこっちの剣方が折れやすそうなデザインをしていますよねw)
・聖樹に帰るべき勇者の魂が存在しないので、今後の勇者誕生も微妙だが、そこは聖樹パワーでどうにでもなりそう。
基本身もふたもない世界
β2の世界に関しては様々な考察がありまして
上書きされたかどうか?
が大きな議論となっております。主人公が過去に飛んだことによって、無かったことにされた世界かどうかが争点です。
筆者としては、それに関する明確なヒントは作中に出ていると考えています。
というのも主人公が過去に飛んだ後でも、仲間たちが幾度となく「過去にこういうシーンがあったような気がする」といった発言をしています。これに関して考えれば、
仲間たちは以前の時間軸の事をおぼろげに覚えている
という事が証拠となり、仲間たちは主人公とともに、過去へ巻き戻ったと考える事ができます。
宝玉を割って過去に戻る際の演出表現が、最初まで巻き戻りをした後に、望んだ箇所への早送りとなっているのも一つのポイントです。
人魚ロミアの謎
ロミアに関する詳細はドラクエwikiからどうぞ
人魚ロミアのイベントとは、大多数の純朴なドラクエプレイヤーがロミアに嘘を付くことを良しとせず、キナイが死んだことを馬鹿正直に伝えた為、結果ロミアの自殺を促してしまったという、ドラクエ11で一番モヤモヤするイベントです。ちなみに嘘を付くと自殺はしませんが永遠に待つみたいな事を言い出す(苦笑)のでやはりもやもやします。
ところで、人魚ロミアが過去に自殺している場合でも、表クリア後に過去に戻ると何故か生きていますよね。キナイの死も知らないようです。つまりどうやら時渡りで過去に戻る際ついでに助けていると考えます。主人公の答え一つで変えられる過去なので簡単に変えれたということでしょうか?前回は本当のことを言ったら死んだので、真性のクズでもない限り嘘をついてせめて生かすのが人の心情です。ロミアの自殺はベロニカの死亡と同じぐらい主人公の心に引っかかっていたのでしょう。それにベロニカ一人のためにこの力を行使するのは博愛主義の勇者らしくないので、助けている描写はないですが、筆者は助けていると考えます。そもそもこの時渡りは当初最初の方まで巻き戻るという計画だったようなので、ここで二巡目の勇者がロミアを生かす行動に出るという流れがあったと想像できます。
何れにせよこの件は勇者が時空を巻き戻して過去を修正した証拠にもなります。
「時渡り」の勇者が時空を早送りしながらも自らの行いを修正したこの行為、今後も出てくるかもしれないのでとりあえず「時走り」と勝手に命名します。
開発段階での巻戻り計画
メタな話になって申し訳ないのですがこの辺の説明不足は当初の開発計画ではこの巻戻りはゲームの冒頭まで戻る予定であったという名残だと思います。
この根拠はカミュとの最初の出会いのときに戦うドラゴン、本来であれば逃げる戦いなのですが、このドラゴンを倒したときにカミュが主人公の強さに驚くセリフが存在するという事実からきています。逃げイベントなので、巻き戻りでもしない限りあそこでドラゴンを倒すことは通常では不可能、しかしセリフが存在するということは少なくとも当初がここまで巻き戻るはずだったということが推測されるのです。
勇者がベロニカのために失われた時を取り戻そうとしたのなら、勇者としてはベロニカを救うという個人的な理由でロミアを無視すると言う話にするわけにも行かず。死んだままであれば博愛主義の勇者のくせにロミアは見捨てるのか!?と言われるわけですので、とりあえずしれっと存命させたというのが真相なのでしょう。
なかったことになった世界
天然のロミアと違って、ベロニカに至っては、前の時間軸で自分が死んだことすら無意識に覚えており、生きていることに対して特別な感情を見せる描写がありますね。
その為、時間軸β2の世界はなかったことにされた、存在しない世界だと筆者は考えます。
(JOJO的には世界が一巡したと考えそうにもなりますが、それはないですね)
追記 2018年3月 堀井先生の見解
堀井雄二先生自身、この世界が「いずれ収束される世界」のような事を言っていること、キャラたちの記憶が残っている云々と言っていたことから。勇者がいなくなったβ2の世界はパラレル化されず、巻き戻ってしまって無かったものと認定してもいいと思います。
矛盾?
しかしその理屈だと、時間軸α2のセニカが過去に飛んだ時点で、時間軸αの世界が上書きされることになります。
でも、セニカの時は見たところ巻き戻りは発生しませんでした。そこが今回のドラクエ11の最大の謎だと思います。
んで、一生懸命考えました。
二つのタイムリープ時の状況の違いを羅列すると
・一回目の主人公のタイムリープでは勇者の剣が折れたが、セニカの時は「勇者の剣・真」で折れなかった。
・セニカは時の番人をやっていたので勇者パワーと相まって、タイムリープしても最後のメッセージを残せるぐらい神的な力が備わっていた。
・昔すぎる世界だと現在に影響しないのか?変更が大きすぎる過去はノーカン?
等等いろいろ考えました。。。そしてわかりました!
時間のオーブは一つではない
ということを匂わせる描写がありました。でないとセニカもピンポイントで望んだ過去に飛べないですね。実際カットシーンの一部に、他の「時のオーブ」が映っているのも確認できました。
つまり時間のオーブは時代ごとに複数あり、何百年か経つと宝珠は完成して、次の宝珠に移る。時間の塔で砂時計のように金色の時のさらさらが降っていましたが、あれが凝り固まって「時のオーブ」になると推測します・・「君が代」っぽい・・いや、本みたいなものですかね?結局は冒険の書なのだろうか。。。?
イレブン主人公が最初に壊したオーブは「現代の時のオーブ」なので、リセットが可能なのです。
セニカが壊したオーブは以前に完成された「過去の時のオーブ」なので、現在のオーブには影響を与えずパラレルワールド化したと解釈すると無理が少ないのではないでしょうか?
つまり書きかけのページを破って、なかったことにしたのが一回目のリープ。
セニカの場合は過去の冒険の書の改変ですかね?でもそのせいで時のオーブがまた派生するので、そこから更に時の細分化がされるのですが、これ以上は5次元的な思考が必要となる為諦めます。
無数の時のオーブに関する描写は以下の公式資料集でも描かれております。(広告リンクです)
時の塔と番人、時空の特異点
裏シナリオのβの時間軸でウルノーガ討伐時に「時の番人(セニカ)」がそれを眺めていたカットシーンの説明
時の塔は時間の概念が存在しない特異点の様な存在なので、全ての時代に同一の存在として「存在」しています。主観的にわかりやすく言うと勇者と一緒に時の番人も時空移動してきてます。なので時の番人は巻き戻されて無くなったパラレル世界のβ2世界から覗いているわけではないですし巻き戻った時代の記憶も有しています。
どの時代のどの次元に行っても時の塔と番人は同一存在としてそこにあるのです。
その他の考察
セニカは3DS版でいう時渡りを行った?
時渡りの大まかな目的は各冒険の書をを正しい歴史に書き換えるのが目的でしたが、セニカが行ったのは最後の冒険の書の修正したのでしょうか?
パラドックス の放棄(投げやり)
現在のローシュの生まれ変わりである主人公を知っている未来のセニカが過去のローシュとコンタクトする事で、主人公とローシュは「同一」の存在なのに「別人」という矛盾が生まれます。これだけの矛盾が生じると、時空が崩壊するので、時間がいろいろ放棄してパラレル化させるという理論もあります。つまりご都合主義ですね。
そういう事で、じっくり考えた末
正史として残るのは時間軸α、α2、βの三つのみとなる
であれば、その各時間軸がどこに繋がるのかを考えてみたくなるのがファンというものです。
今回表と裏の二つのエンディングが存在します。その仕様であれば、表エンディング(β)だけプレイしてやめる勇者も想定しているという事です。(ファンなら普通、表だけでやめませんが)
つまり勇者(プレイヤー)によっては表(β)エンディングが正史である勇者(プレイヤー)がおり、裏(α)が正史の勇者(プレイヤー)もいる、だからこそ歴史が分岐するのです。
勇者がいなくなった世界から歴史が分岐をすると誤解している方もいるようですが、勇者がいなくなった世界は巻き戻ったので存在しないのです。
それでは、各世界がどのシリーズに繋がっているのか考えてみましょう。
時間軸βの世界(表エンディング)
順序は逆になりますが、分かり安いので時間軸βからの派生を考えます。
時間軸βの世界はドラクエ6>4>5の天空シリーズへと繋がると考えます。
・この世界で語り継がれる勇者の剣は天空の剣(ラミアスの剣)の形をしている。
・主人公の「勇者の紋章」は健在
・聖樹も復活し聖龍存命なので、後のマスタードラゴンへつなげることが可能。
・フィールド音楽も天空シリーズメイン
・神の民もギリギリ残っており、復興して天空城になることも可能。そもそもウルノーガの城の名前が「天空魔城」なので、関連も疑われる。
・シルビアのおかま一団の芸と精神がドラクエ6>4の「パノン」へと受け継がれる
・この世界では人と人魚の交流が始まっているが、6にも人魚の物語がある
・カミュの妹は最後に目覚めたのですがこれはドラクエ6の主人公とターニアと関係と酷似。これはオマージュ?それとも歴史は繰り返す?カミュはドラクエ6勇者に似ていると言う描写が3DS版にある。
妄想的推測
・ドラクエ6はカミュ顔の主人公が勇者なので、どこかの時点でカミュの血統と勇者の血統が混ざったとしてもおかしくはなく、お互いの子孫がどこかで結ばれてもおかしくない。
・この時間軸ではエマのことが心配になるぐらいセーニャ(ベロニカ吸収によりほぼセニカ)と主人公が接近している。
・ドラクエ6の「魔法都市カルベローナ」と、この時間軸では死んでるベロニカの名前が被る。カルベローナは滅ぼされて夢にだけ存在する都市、そこの出身のバーバラも本体は死亡。バーバラとベロニカが少し重なる。マダンテもカルベローナとは離せない関係。
・ウルノーガの起こした破壊のせいで次元が歪になる。聖樹が一時的に破壊されていた間、行き場のない魂が大量に漂い、その魂たちの一時的な待避所としてドラクエ6の夢世界が生まれる?
・結局確たる証拠に繋がるものは天空の剣に似ている勇者の剣(主人公作)とマスタードラゴンの先祖みたいな聖龍だけ。
・聖龍とマスタードラゴンは見た目が似てるが、別の個体で、マスタードラゴンは見るからに聖龍の子孫。
・そもそも聖龍のほうが明らかにマスタードラゴンよりも上位の存在で始祖に見えるので、天空シリーズ以前の話なのは間違いない。
・今回はロトゼタシアと言う世界の名前からしても、天空よりもロトの方に重きを置いたシリーズになっており、天空シリーズにつながる描写は少なめです。ドラクエ12に期待しましょう。
時間軸β2の世界線(裏エンディング)
ローシュとセニカが結ばれ魔王も倒され平和な世界。
ローシュとセニカの再会がセピアで演出され、最後にセピアが解けドラクエ3のオープニングに繋がります。
ドラクエ3勇者の母親が本を読んでいますが、もう一冊の本もあります。これはきっと勇者ローシュの物語、そしてイレブン勇者の物語の二つを示唆するものだと思います。
なので私は素直に、過去に飛んだセニカが二つの世界の勇者の物語を後世に伝えた。と捉えています。時間軸β2の世界はドラクエ3の上の世界に続きます。
我々の世界に最も酷似している、アリアハンのある世界です。
そして、筆者は「ロトゼタシア」がアリアハンのあるDQ3の「上の世界」である証拠を発見しましたのでご紹介いたします。
ロトゼタシアが後のアリアハンの世界があるDQ3「上の世界」である証拠。
この話には続きがありますが、まず時間軸αの世界を。
時間軸αの世界線(裏エンディング)はどこに行くのか?
エンディングで聖龍が明確に闇落ちを示唆するため、後のドラクエ1の竜王へと繋がります。その時はイレブン主人公勇者に殺してほしいと介錯指名されたので、竜王を倒すのはイレブン主人公の子孫じゃないと聖龍の顔が立ちません。むしろそう運命づけてくれやがった気がしますあの駄龍、これではほぼ呪いです。そのあとのカットシーンがドラクエ1主人公。ここまで示唆されては察しの良い方はその方向で考えるしかないのです。
タイトル回収
この聖龍というドラゴンからの依頼(クエスト)が、つまり「ドラゴン・クエスト」となり、なんとこれがタイトル伏線の回収となります!!
ドラゴンクエストシリーズとは、壮大な「聖龍のお使い(クエスト)」から端を発した物語だったのです!
「ホーリー・ドラゴン・クエスト」は語呂が悪いので却下です。
竜神族の繁栄
この世界で大勝利を収めた聖龍族が隆盛を極め繁栄すれば、やがて竜王みたいな不幸な生い立ちの不良が出るのも納得です。聖龍族(竜神族)の繁栄はドラクエ8に描写があり、その時代はドラクエ3以前のような感じなので辻褄も合います。
というか聖龍さんあの後繁殖したんですね。まぁ聖樹になれば一人で何でも生み出せるし、ドラクエ3で竜の女王という雌個体も確認できることから、有性生殖も行える種族なのでしょう、しかも卵生殖。何処かに別の聖龍もいるのかもしれません。聖龍とは言え、所詮は爬虫類のようです。
いや、そもそも聖龍の性別ってマスドラの印象が強いから雄だと思っていましたけど、口調は母性的ですね。11sでは声が女性だということも判明しましたので、さしずめ聖母龍といったところでしょうか?まぁでもこれぐらい上位の存在だと雌雄同体だとしてもおかしくはないです。
ということで、聖龍は、自分の眷属から悪いやつが出ないように、イレブン主人公に監視をお願いしたのです。さしずめ「龍の監視者」とでもいいましょうか。
そうなると、こちらの世界線はドラクエ8を経てドラクエ3>ドラクエ1の世界に入ったと考えられます。(下のアレフガルドの世界)
ですがαの世界はラーの鏡、ジパングの鍛冶屋など、ドラクエ3や他作品につながる要素も多く、ドラクエ3のアリアハン世界と、アレフガルド世界、どちらにも干渉しているようです。
ここで導き出される驚愕の事実とは
ドラクエ3勇者、オルテガの血筋はローシュとセニカ。
ドラクエ1勇者の血筋はドラクエ11勇者とセーニャエマ。
彼らは別々の時空を歩んだ同じ勇者の血筋だったのです。
というかこの4人の中で、エマちゃんだけがやばいぐらい見劣りしますが、素朴でいい子ですよねエマちゃん、戦闘さえ拒否しなければ3DS 版ではちゃんと結婚後NPCとして戦いに参加してくれるのですね。誤解してすみませんでしたエマさん。やはり可愛いです。
追記:11Sからエマちゃん以外にも結婚できるようになってしまい可能性の幅が大きく広がってしまいました。というのも主人公Xセーニャ、主人公Xベロニカからの血統も考慮しないといけなくなるので新たな考察が生まれるかもしれません。あと主人公xカミュだと勇者の血が断絶するので考察屋泣かせとなります。
紋章を受け継いでいるのがローシュの血統の勇者で、紋章が無いのがイレブン主人公勇者の血統だと考えることもできます。
- ドラクエ7の主人公の手には紋章型の痣がありましたね。事情は違いますが。
- ドラクエ8主人公には竜の紋章もありました。でもこちらはむしろ呪いでした。
- 後に伝わるロトの剣を作ったのはローシュ。天空の剣(ラミアスの剣)ぽいのは主人公作という部分だけを考えると、ローシュ>ロト始祖 イレブン主人公>天空勇者始祖、という風にもも考えられますが、イレブン主人公はドラクエ1に続くので、天空シリーズとの直接的なつながりは見つからないのが現状です。
- 裏エンディングはどう解釈しても、ドラクエ3の上のアリアハンがある世界は、ローシューとセニカが平和にした世界の未来です。実際魔王は生まれません。というのも、魔王がやってきたのは異世界アレフガルドからでした。多分ルビス様が無理にアレフガルドを作ったのが原因。
ドラクエ3上世界では、世界を管理する聖龍の末裔か何かの世界の監視者である「竜の女王」もいましたが、なぜか既に虫の息で、残った卵もゾーマの残党に渡って竜王(幼少)は悪の英才教育を受けたと思われます。小説からは更に後の世に出てくる魔神、つまりシドーに育てられたことを匂わせる設定もありますが、DQB2等の破壊神という設定を考えると、謀略や策略とは無縁の神だということがよくわかります。ここで言う魔神とは他の悪霊の神々である、ベリアルかパズズのことなのかもしれません。奴らなら謀略も上手そうです。もしくはルビスの謀略
ということで聖龍の一族はあっさりゾーマ(もしくは悪霊の神々)の手玉に取られてしまいます。
ゾーマは闇の衣も纏っていることから、ニズゼルファと同質かそれ以上の存在だと思えます。
自らの闇落ちは予言出来た神龍ですが、竜の女王の死の原因(多分)となった元凶のゾーマの存在に注意を向けるべきでしたね!
聖龍も「長き時の果て ふたたび 闇から何者かが現れるでしょう」といっていました。竜王が不良になったのは、卵の頃に攫われたさらわれたからなので、ここさえ阻止できれば、竜王も闇落ちすることはなかったのでないでしょうか?
ゾーマはβの時間軸では消滅しなかったニズゼルファだったのかもしれません。
というのも邪神ニズゼルファとの戦闘BGMは、ゾーマと同じでしたね。
単なるオマージュなんでしょうけどさー
そして、ローシュの末裔&転生体であるドラクエ3の勇者が頑張っている間、ドラクエ11勇者の末裔は一般人として暮らしていた可能性があります。究極の勇者を完成させるための血統配合の途中といった方が正しいかもしれません。余談ですが筆者はDQ1で語られた 「ゆきのふ(P)」とか言う謎の人物が鍵だと勝手に目星をつけています。
となると、ドラクエ3の後ローシュー&セニカの方の勇者の血筋が絶えちゃったので、ドラクエ1時代にルビス様が仕方なくピンチヒッターとしてドラクエ11勇者の子孫を呼び寄せたということではありません。
それは時空と次元を経たドラクエ1の時代・・・
11主人公✖ローシュという
違う世界線を歩んで来た、同じ「原初のロト」の血統が・・ついに再び合わさったのです。
その究極の勇者がドラクエ1主人公!
ドラクエ1勇者は「ローシュ」の末裔である3主人公と、イレブン主人公の血統が収束した、双方の末裔でもあるのです。ドラクエ1主人公は11主人公とローシュの両勇者の子孫であり、どちらも実質本人の転生体なのでややこしいですが。。。
実は大昔に書かれた小説版のドラクエ1に、長い年月の末、血統がようやく合わさったというこの描写が存在するのは鳥肌モノです。
これが原点回帰!超時空収束隔世遺伝!
あのエンディング、ローシュのパートはドラクエ3、主人公パートはドラクエ1ですので、そういう意味だと妄想しております。
堀井雄二先生談の「次元が収束」するという意味は・・・
こういう風に捉えても不自然は無いのではないでしょうか?
つまり、「イレブン主人公次元」と「ローシュ次元」の2つの勇者のパラレル次元がドラクエ1の時代に収束し、最終的にパラレルは消えるということなのです。
その気になれば、お姫様抱っこしつつ魔王の城に乗り込み、大抵の強敵はベギラマ、聖龍の化身を中古武器とベホイミだけでボコって帰ってくる最強キャラなのもうなずけます。ドラクエ1のロトの末裔(と言うかロトの勇者2乗)主人公が最強である理由です。というのが一番きれいにまとまる妄想。
各時代のロトの血統のおさらいと、どの主人公が最強であるかは 以下の妄想記事をご参考ください。
まとめ
なんかまとめたらすごく簡潔に済んでしまった。長文は何だったのか・・
ドラクエ11から派生する分岐は3つ
時間軸β.表エンディング:ウルノーガを倒して平和になった世界で勇者が過去へ飛ぶ選択をしなかった場合より派生
天空シリーズの時間軸へ(未確定)
時間軸α.裏エンディング:ニズゼルファを倒して平和になった世界から派生
DQ1アレフガルドへ
時間軸α2.裏エンディング:セニカが過去に飛んだ時空から派生
DQ3アリアハンへ
時間軸β2.表エンディング:勇者が過去に旅立った後の世界は巻き戻って、なかった事にされた。なので勇者のいなくなった世界からの派生はありません。
各ポイント
- ドラゴンクエスト(1)とは聖龍というドラゴンから依頼されたクエスト。
- DQ1勇者は、ローシュの血統のDQ3勇者の子孫と、DQ11勇者の子孫のハイブリッドなので、ロトの血が二倍に濃い究極の勇者。
- ローシュと主人公、2つの次元はドラクエ1時代に収束し、パラレルワールドが無くなる。
さらなる驚愕の事実?!
長くなったので更に発展させて別の記事として載せました。
ルビスの正体と闇↓
聖樹の闇
聖龍の化身だというのはわかりますが、大事なのはこの世界の命の循環をつかさどるということ。ゲーム中でも「命を生まれ変わらせて~」的なセリフが多かったと思います。
例えば最初セロニカとベーニャベロニカとセーニャは名前と容姿を合体させるとセニカなのでプレイヤーは間違いなくこれはセニカの生まれ変わりだと思うわけです。
これはDQ11最大のミスリードで、コレにはみんなもしてやられましたと思います。
結局セニカは存在していたので(変わり果てていましたが)、ベロニカとセーニャはセニカの生まれ変わりではない、と言うことがはっきりしました。
でもそっくり!しかもあいつら拾い子で、もしかしたら聖樹が直接産み落とした試験管ベイビーならぬ聖樹ベイビーかとも思ったのですが、どうやら聖樹には人を生む力はないように見えるという結論に至りました。
余談
この双子、後にドラクエ3のアリアハンの世界にあるレイアムランドに双子に転生し、ラーミアの卵を見張る、いわばルビス(セニカ)の部下の双子になり下がっています。(という風に筆者が望んでいます。)
と言うのもご存知ケトス復活の時と全く同じセリフを言いますよね、ラーミア復活の際に言う「大空はお前のもの」云々の有名なセリフです。
双子とルビスの関連性を考えると、セーニャ&ベロニカとセニカってどんな微妙な関係なんでしょうね。
それとドラクエシリーズに出てくる双子は大体特別な力を持った神聖な存在で、ドラクエにはやんわりと双子を神聖視する双子信仰色があります。DQ5のグランバニア王家の双子とかね~。
オマージュといえばおしまいなので野暮な事はいいっこなしです。
この疑問に関して新たに深く掘り下げた記事を書きましたのでご覧ください
この聖樹の仕組みから導き出された恐ろしい答えとは・・・
命の大樹とは生命の循環と流れを司る力があるようです。
つまり、この物語は聖龍が自らの脅威に対し、聖樹モードへ変身移行。
聖樹の生命循環モードで遺伝子操作配合したイオグランデな超人間兵器を使役して、敵対者を撃退する話だったのです。
この場合はニズゼルファの闇の世界に光の化身である聖龍が侵攻してきたと考えるほうが自然かもしれません。正に戦いの当事者である神のみぞ知る事情です。
作中でも今回のお話は「聖龍」と「邪神ニズゼルファ」という超生命体同士の壮絶なる死闘の物語だと語られています。光という命のバイオ(生体)属性で生命体を生み出す聖樹はニズゼルファの目にはエイリアン・クイーンのハイブのように映っていたのかもしれません。闇の世界に光の聖龍が侵略した事件なのだとしても、光側の我々にとってはこの行為は正義以外の何物でもないので、だだだだだ大丈夫です。
そしてラスボスがドラゴンボールの「セル」っぽいとよく言われていますが、実は遺伝子操作で作られた主人公の経緯が一番「セル」っぽいという、身も蓋もない話でこの話を締めましょう。
おしまい
ドラゴンクエストの系譜とはその名の通り龍の系譜とその周りに起こった物語だったのですね。その系譜にいる聖龍、マスタードラゴン、竜王は眷属的にもかなり近く、結構近しい親戚だったりしてもおかしくないですね。
長い文章にお付き合い頂き、感謝、そしてお疲れさまでした。
他にもドラクエ関連の考察記事がたくさんございますので、見てってください。
こちらの記事では、ドラクエ11の魔王と邪神について考察したいと思います。
各時代に散らばったロトの血筋のおさらいと、強さランキング
皆さん大好き、顔も心もイケメンなカミュ様のお話
ベロニカとセーニャのファンは必見!
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